山崎智也の周年Vラッシュは続くのか！

山崎智也が破竹の快進撃だ。今年に入って1月浜名湖周年、4月びわこ周年、5月丸亀周年と立て続けにG1タイトルを奪取。昨年賞金王決定戦に出場できなかった鬱憤を爆発させるかのように勝ちまくり、早くも今年の獲得賞金は4000万円を突破している。
若松ではここ最近は結果を残せていないが、かつては当地SG3節連続優出を飾った実績もあり、相性に不安はない。そもそも今の山崎に水面相性など不問だろう。若松周年初Vで今年4つ目の周年タイトル奪取となるのか。

若松巧者の菊地孝平が当地記念V4を狙う！

ボートレース界屈指の若松巧者、そんな名を欲しいままにするのが菊地孝平だ。当地記念レースは3優出3Vの実績。05年に若松周年で優勝すると、同年9月の若松MB記念で3コースまくりを決めてSG初Vをゲット。09年にも若松でオーシャンカップを制し、当地2回目のSG制覇を果たしている。
今年の菊地は東海地区選と常滑周年でG1優出をマークするなどリズムはまずまず。10年の児島周年以来となるG1Vへ機運は高まっている。得意の若松水面ならその想いはなおさらだろう。

石野貴之が若松2節連続Vへ手ごたえ！

石野貴之は5月に若松一般戦を走り、節間6勝のピンラッシュを演じて優勝したばかり。若松水面攻略にしっかりと手ごたえを掴んだうえで、1カ月と待たずしてG1若松周年で当地に帰ってくる。調整面などで優位に立てる可能性が高いかもしれない。
石野は12年にG2若松MB大賞で優勝した実績。1･1･1･1･2･1･1･1着という圧倒的な強さで、8戦7勝の準パーフェクトVを飾ったことがある。近況も5月の丸亀周年で優出するなどリズムを上げており、好相性の若松で久々の記念タイトルを狙いたい。

昨年準Vの重成一人が若松周年V2に照準！

昨年の若松周年で優出2着に入ったのが重成一人だ。丸亀をホームプールとするナイター巧者だけに、若松での実績も素晴らしい。08年の若松周年では準優で4コースまくり差しを決めて3連単7万円台の大波乱を演出し、優勝戦でも2着に入る活躍。そして11年の若松周年では3コースから豪快にまくって優勝を手にしている。若松周年は優勝1回、準V2回という抜群の成績だ。
近況も5月の丸亀周年で優出するなどリズムは上々で、今年もどうやら重成が夜の奥洞海で輝きを放ちそうだ。

勢いに乗る辻栄蔵が8年ぶりの奪還へ！

近況の辻栄蔵が乗れている。3月のG2浜名湖MB大賞で優出したのを皮切りに、4月の大村周年で優出5着、5月の平和島周年で優出4着と、記念戦線で優出ラッシュの活躍だ。3月以降は一般戦も含めて7節連続優出と好リズムが続いている。
辻といえば06年の若松周年チャンピオン。松井繁との道中デッドヒートを制したレースが記憶に新しい。近況好調なだけに、8年ぶりの若松周年タイトル奪還へチャンスは十分だろう。ナイター巧者が主役の座を狙っている。

前田将太が昨年の悪夢を振り払ってG1初Vへ！

前田将太にとって昨年5月の若松周年は悪夢だったに違いない。優勝戦1号艇でインからコンマ06の弾丸ショットを決め、1マークを先マイして先頭へ。しかし誰もが優勝を確信したその瞬間、後続艇に追突されて転覆……。G1初Vはその手から逃げていった。
あれから約1年、前田は3月に浜名湖MB大賞でG2タイトルは手にしたが、まだG1制覇は達成できていない。因縁の若松で昨年の無念を晴らし、今こそG1ウィナーの仲間入りを果たすときだ。