濱野谷憲吾が9年ぶりの福岡周年Vへ！

地元平和島でのグランプリ（賞金王決定戦）出場を目指して一年間戦ってきた東京支部勢だが、SGチャレンジカップ出場権を手にできたのは濱野谷憲吾と石渡鉄兵だけ。GP戦線への生き残りを果たした2人に、すべての期待がかかってくる。
濱野谷は賞金ランキング30位（10月31日現在）。賞金ベスト18入りへ崖っぷちの状況だ。福岡周年は05年に優勝歴のある大会。9年ぶりのタイトル奪還でランキングを大きく押し上げたい。もしそれが叶わなければ、チャレンジカップは非常に厳しい戦いになる。

近況好調の大場敏が久々のG1参戦！

大場敏は2月の東海地区選以来となる久々のG1登場だ。今年は記念出場機会に恵まれず派手な活躍を見せていないが、一般戦では健在ぶりをアピール。1月宮島戦、6月浜名湖戦、7月福岡戦、10月浜名湖匠シリーズと4回の優勝を重ねてきた。
福岡水面は近況3節連続優出中と好相性で、今年7月の当地一般戦で優勝したばかり。福岡周年では伏兵の域を飛び越えて、V争いを沸かせる可能性も十分だろう。来年から名人世代に突入する大場が、ベテランの底力を見せる。

吉川元浩がGP出場へ最後の勝負駆け！

吉川元浩は賞金ランキング16位（10月31日現在）。グランプリ（賞金王決定戦）出場圏内につけている。だがチャレンジカップはF休みのため出場できない。この福岡周年が賞金額を上積みできる最後のチャンスだ。最低でも優出しなければ、賞金ベスト18入りは難しい状況だろう。
吉川にとって福岡は07年グランプリ（賞金王決定戦）でSG初Vを飾った水面。SG・G1優出4回を数える好相性の地だ。勝負駆けの舞台としては申し分ないだろう。5年ぶり4回目のグランプリ（賞金王決定戦）出場に向け、ラストチャンスにすべてを賭ける。

GP出場へ黄信号の田村隆信！

田村隆信は賞金ランキング14位（10月31日現在）。今年は1月の唐津周年で優勝して幸先良いスタートを切ると、2月の住之江周年でも優出2着と活躍し、マネーバトルの主導権を握る選手の一人だった。しかしその後の記念戦線では苦戦し、G1優出は9月の徳山周年だけで、SGは5節走って準優出が1回のみ。いよいよ賞金ベスト18入りへ黄信号が灯り始めた。
2年連続5回目のグランプリ（賞金王決定戦）出場に向けて、もうひと踏ん張りがほしいところ。G1優出が2回ある福岡水面で、しっかり結果を残したい。

辻栄蔵がGP出場へラストスパート！

辻栄蔵は8月のSGボートレースメモリアル（MB記念）で優出2着に入って賞金ランキングを10位まで上げたが、9月半ばからF休みに入っていたため21位（10月31日現在）まで急降下。逆転の賞金ベスト18入りに向け、鋭気を養っていよいよラストスパートに入る。
辻は昨年の福岡周年で優出4着の活躍を見せるなど、当地SG・G1優出4回の実績がある。相性上々の福岡水面で賞金を上積みし、8年ぶり5回目のグランプリ（賞金王決定戦）出場への足掛かりとしたいところだ。

瓜生正義が7年ぶりのタイトル奪還へ！

瓜生正義はこれまで福岡SG・G1優勝5回。福岡周年は07年に優勝している。7年ぶりのタイトル奪還を目指して気合十分で参戦する。
瓜生は賞金ランキング10位（10月31日現在）でグランプリ（賞金王決定戦）出場はほぼ当確。しかし今年はまだG1優勝1回（2月の九州地区選）だけとリズムに乗り切れていない印象だけに、年末に向けて調子を上げていきたいところだ。また来年のボートレースクラシック（総理大臣杯）出場権を確定させるためにも、この福岡周年で優勝が欲しい。