住之江相性抜群の山崎智也が2連覇へ！
近況住之江実績ナンバーワンは間違いなく山崎智也だろう。一昨年のG1高松宮記念での優勝を皮切りに、昨年はG1住之江周年とSGグランプリで優勝。当地最近4節で3優出3Vだ。10年のSGグランプリシリーズ戦と12年のSGグランプリも合わせて、住之江ではSG優勝3回、G1優勝2回をマークしている。
昨年の住之江周年は2･3･1･2･2･1･1･1着のオール3連対で圧勝。コンマ10台の的確なスタートを7本決め、ゼロ台スタートは一本もなしで勝ち切っている。無理に攻めなくても勝てる、それが近況の住之江での山崎だ。大会2連覇の可能性は十分だろう。

井口佳典が10年ぶりの奪還を目指す！
井口佳典は06年のG1住之江周年チャンピオン。6コースから差し切って大波乱を演出し、G1初タイトルを手にしたシーンを記憶しているファンも多いだろう。
その後も住之江では08年にSGグランプリ、09年にSGグランプリシリーズ戦を制すなど相性の良さを見せてきた。近況も14年のG1高松宮記念で優出2着、昨年のG1高松宮記念で優出6着、昨年末のSGグランプリシリーズ戦で優出3着と当地3節連続優出をマークしている。10年ぶり2回目の住之江周年制覇を虎視眈々（たんたん）と狙ってきそうだ。

太田和美が住之江周年初Vなるか！
大阪支部は今年も年始からエンジン全開だ。1月のG1尼崎周年では松井繁が優勝し、湯川浩司が優出4着。G1唐津周年では石野貴之が優勝し、田中信一郎が優出4着、渡邊雄一郎が優出6着。G1徳山周年では太田和美が優出6着と、記念3大会で早くも6人の優出者と2人の優勝者を出している。そんななか迎える地元のG1住之江周年だ。優勝戦ピットを独占してもおかしくないだろう。
なかでも注目したいのは太田だ。住之江ではSG優勝3回、G1優勝4回を記録しているが、意外にもまだ住之江周年のV歴がない。太閤賞初制覇へ気合入りだろう。

三嶌誠司が2回目の住之江G1Vを狙う！
四国地区からG1住之江周年に出場するのは4人。徳島の田村隆信と興津藍、香川の三嶌誠司と森高一真で、銀河系85期が3人を占めている。
このなかで最も期待がかかるのは三嶌だろう。住之江では07年にG1高松宮記念で優勝した実績がある。四国地区の選手が住之江の記念レースを優勝したのは、今のところこの三嶌が最後となっている。
今年7月に48歳を迎えてマスターズ世代に入る三嶌だが、その走りはまだまだ健在。2月のG1四国地区選でも活躍するなど、記念戦線を沸かせている。住之江周年でも暴れ回ってくれそうだ。

2年連続優出へ期待がかかる大峯豊！
大峯豊は昨年のG1住之江周年で優出4着に入る活躍を見せた。2連対率3位の好モーターを引き当てて予選を10位で突破すると、準優では4コースからトップスタートを決めて2着に入線。約4年2カ月ぶりとなる通算6回目のG1優出を果たした。それまで新鋭王座で3回、中国地区選で2回の優出を重ねていた大峯にとって、周年記念での優出はこれが初めてだった。
大峯は住之江で2回のV歴があり、08年には新鋭リーグで優勝した実績も。当地相性は上々なだけに、今年は住之江周年2年連続優出に期待がかかる。

隠れた住之江巧者・上野真之介！
今年の住之江周年でV争いの台風の目となる可能性を秘めているのが上野真之介かもしれない。住之江はこれまで5節しか走った経験がないが、3優出1Vと実績は上々。12年の住之江新鋭リーグで優勝し、13年の住之江周年ではG1初優出をマークする活躍を演じて4着に入っている。当地出走数が少ないだけに目立たないが、隠れた住之江巧者といえるだろう。
今年1月に住之江一般戦を走って優出3着に入ったばかりで、住之江周年への準備も万端だろう。3年ぶりの当地G1出場で再び暴れ回る可能性十分だ。