グランプリシリーズ連覇を狙う長田頼宗！
長田頼宗にとって今年はグランプリ初出場が狙えるシーズンだったが、賞金ランキング33位（11月27日時点）に終わってベスト18入りは叶わず。11月のSGチャレンジカップでは準優3着で惜しくも勝負駆けに失敗し、グランプリシリーズに回って大会2連覇を狙うことになった。
昨年のグランプリシリーズでは3･1･2･1･1･1･1着の快走を見せて頂点へ。SG初優出初V、しかも記念初優勝という大躍進でSGタイトルホルダーの仲間入りを果たした。あれから一年、さらに成長した姿を見せるべく住之江に乗り込む。

服部幸男が19年ぶりのSG制覇へ！
服部幸男は賞金ランキング48位（11月27日時点）に入って2年ぶり14回目となるSGグランプリシリーズの出場権を獲得。今年は5月のSGボートレースオールスターでの優出4着や、2月のG1東海地区選での優出5着をはじめ、一般戦では4Vをマークするなど健在ぶりを見せている。
45歳になって匠シリーズに出場する世代にも入り、記念出場機会が徐々に減りつつあるのが残念だが、まだまだSGでも戦える力があることは疑う余地もない。97年のグランプリ以来、19年ぶりのSG制覇も夢ではないだろう。

遠藤エミにSG初優出の期待充分！
グランプリシリーズには女子レーサーが4人登場する。女子賞金ランキング1位の遠藤エミ、2位の海野ゆかり、3位の小野生奈、4位の松本晶恵だ（11月27日時点）。松本はSGデビュー戦を迎える。
なかでも期待がかかるのは遠藤だろう。今年はSG戦線でも活躍が目立ち、5月のSGボートレースオールスターでは準優出、8月のSGボートレースメモリアルでは2日目まで得点率2位につけるなど、臆することない戦いぶりを演じている。女子史上3人目のSG優出を目指す戦いに注目だ。

地元SGへ勝負駆けの田村隆信！
田村隆信にとっては大事なSGグランプリシリーズだ。来年6月に地元鳴門で行われるSGグランドチャンピオン出場に向けた勝負駆けのレースになる。現時点で選考ポイントは91点。選出順位は40位あたりという微妙な位置だ。このグランプリシリーズで優出完走できれば一気に当確ランプを灯せる。それができなくとも予選得点を稼いで選出順位を上げたいところだ。
今年の鳴門SGオーシャンカップには出場できなかっただけに、来年のグランドチャンピオンにかける思いはひとしおだろう。勝負駆けの田村がV争いのカギも握ってくるはすだ。

ドリーム戦1号艇で登場の茅原悠紀！
茅原悠紀は賞金ランキング21位（11月27日時点）でベスト18入りならず。F休みでSGチャレンジカップを棒に振ったのが痛手となり、3年連続グランプリ出場の道は断たれてしまった。
気を取り直して3年ぶり2回目のグランプリシリーズに臨む。選出順位1位で初日ドリーム戦1号艇での登場だ。V候補筆頭格としてプライドをかけた戦いになる。11月のG1若松周年で優勝するなどリズムは上々なだけに、一昨年のグランプリに続く2回目のSG制覇へ気持ちを新たにする。

渡辺浩司が年間最多勝へ！
今年印象的な活躍を見せた選手に渡辺浩司の名が挙がるだろう。破竹のVラッシュで一般戦の主役となり、19優出7V（12月5日時点）という見事な成績をマーク。記念出場機会は多くなかったが、堂々の賞金ランキング44位（11月27日時点）に入ってグランプリシリーズ初出場の切符を掴んだ。
渡辺は今年ここまで1着119本を記録（12月5日時点）。2位の徳増秀樹（1着113本）に5本差をつけて首位を走っている。最多勝利選手の表彰に向け、グランプリシリーズで一本でも多く白星を上積みしたい。