昨年末に躍進した平和島で竹井奈美が反撃

昨年12月末の平和島クイーンズクライマックスの走りは鮮烈だった。初出場にしてトライアルを4、1、2着にまとめ、優勝戦に進出。初の大舞台で、2コースから果敢なツケマイ策に打って出た。インの松本晶恵にはわずかに及ばず2着だったが、「思い切ったレースをしたい」との思いを有言実行。度胸の良さを示した。
その積極性が最大の売り。まくり差しの切れもあり、周知の通り将来は有望だろう。ただ、2017年後期適用勝率は6.63。A1級はキープしたものの、5月1日現在、今年優出2回、優勝なしの成績はやや物足りない。それでも激闘を演じた地に戻れば、レーサー本能の血が騒ぐはず。流れ改善のシリーズとしたい。