好リズムの石渡鉄兵が地元Vへ！
石渡鉄兵が近況好調だ。昨年12月にG1児島周年とSGグランプリシリーズ戦で連続優出をマークして好リズムで16年シーズンを締めくくると、今年に入って1月の江戸川正月レースでオール3連対V、2月の大村でもオール2連対Vを飾る活躍。そして3月のG2徳山モーターボート大賞でも優出するなど、今期11節走って7優出2V（3月14日時点）という充実ぶりだ。
そんななかで迎える地元のG1江戸川ダイヤモンドカップだけにV獲りへの期待はいやがうえにも高まってくる。10年と12年の江戸川周年に続く3回目の当地G1制覇を狙う。

坂元浩仁が再び飛躍の時へ！
坂元浩仁が2月のG1東海地区選手権で優出2着に入る活躍。約5年2カ月ぶりの記念優出を果たして復活の狼煙を上げた。かつては同期の茅原悠紀らとともに若手有望株として注目を集め、11年のG1新鋭王座決定戦では新田雄史や平本真之らと優勝戦でしのぎを削った逸材。しかしここ数年はA1級とA2級を行ったり来たりの苦しい時期が続いていた。
そんな坂元が久々のG1出場機会となった東海地区選で大暴れし、再飛躍へのきっかけを掴んだ。この江戸川G1でも結果を残して記念戦線へ定着したいところだ。

江戸川のカドで強い湯川浩司！
江戸川巧者といえば必ず名が挙がる選手の一人が湯川浩司だ。07年のG1江戸川周年でオール3連対Vを飾って当地初優勝をマークすると、09年にはG1江戸川周年とG1江戸川ダイヤモンドカップを連覇。その後も11年のG1江戸川ダイヤモンドカップで優出2着、昨年6月のG2江戸川モーターボート大賞で優出4着に入るなど波乗り巧者ぶりを見せてきた。
とりわけ青いカポックでの強さが際立ち、江戸川の4コースでは通算21戦12勝で1着率57％を叩き出している。今回もカドの湯川に注目したい。

江戸川G1連続Vを狙う村越篤！
昨年10月に行われたG1江戸川周年で主役となったのが村越篤だった。2連対率1位のエース18号機を引き当てると、1･3･3･2･3･1･1･1着のオール3連対で頂点へ。デビュー19年目で悲願のG1初タイトルを手にした。
村越は当地通算17優出を誇る江戸川巧者。特に最近は当地5節連続優出中と江戸川で抜群の強さを見せている。今年1月の当地一般戦でも優出4着の活躍を見せたばかりだ。記念初Vから約5カ月、村越が再び江戸川G1で主役の座を奪っても不思議ではないだろう。エース機の力を借りずとも勝てる力は充分に持っている。

G1初Vが射程圏の妹尾忠幸！
江戸川ダイヤモンドカップで虎視眈々とG1初タイトルを狙っているのが妹尾忠幸だ。当地通算6優出3Vと江戸川実績は上々。当地最近4節連続優出中で、前走となる昨年10月の一般戦では1･1･1･3･2･1･3･1着のオール3連対で優勝を飾っている。波乗りの巧さは折り紙付きだ。
また昨年7月の住之江周年でG1初優出をマークするなど、記念戦線での走りも安定感を増してきた。いつ大きなタイトルを手にしても不思議ではないだろう。好相性の江戸川水面で大暴れを見せたい。

瓜生正義が江戸川完全攻略へ！
九州地区の選手は江戸川を走る機会はあまり多くない。例えば瓜生正義は過去10年間で当地出走は4節だけだ。水面攻略という点で後手を踏むのは致し方ないだろう。
ただ瓜生はそんな状況でも江戸川記念2節連続優出中という実績。さすがという他ない。13年のG1江戸川周年では優勝戦1号艇に乗る活躍を見せ、昨年のG1江戸川周年でも優出2着でV獲りまであと一歩に迫る快走を演じている。今回もV争いに絡んでくるのか注目したい。もし九州地区勢の江戸川記念制覇となれば、94年施設改善の陶山秀徳以来で約23年ぶりだ。