オーシャン勝負駆けの長田頼宗！
SGオーシャンカップの選考期間が最終盤を迎えている。締切は4月末だ。この三国周年が最後の選考対象レースとなる。
関東地区勢では長田頼宗に注目したい。昨年5月のG1平和島周年で優出4着に入るなどオーシャンカップの選考ポイントを16点持っている。ボーダーは20点前後と予想されており、三国周年で優出すれば逆転できる可能性大だ。
三国では通算5優出1Vの実績があり、15年のG1三国周年で優出3着の活躍を見せたこともある。オーシャンカップ3年連続出場に向けて勝負駆け成功なるか。

好調の宇佐見淳が思い出の三国へ！
宇佐見淳が近況好リズムだ。今期14節走って8優出とコンスタントな活躍を披露。昨年12月の宮島戦、1月の多摩川戦、3月の浜名湖戦と3回の優勝もマークしている。今期勝率は6.97（4月8日現在）で自身初の7点台も狙える勢いだ。今年36歳を迎えた年男が記念戦線でひと暴れしてくれそうな気配を見せている。
宇佐見はデビュー初Vが07年の三国新鋭リーグで、山口剛や江夏満らを破って水神祭を飾った実績。その後も当地で好走が光り、三国通算3Vの成績を残している。思い出の水面で今度は記念初優出を狙いたい。

地元連続Vを目指す今垣光太郎！
G1三国周年の主役を担うのはもちろん地元の今垣光太郎だ。2月に三国で行われたG1近畿地区選手権で優勝し、通算8回目の地元記念Vを飾ったばかり。そのとき以来の三国参戦で、当地連続Vを目指すことになる。
三国周年は過去3回のV歴。06年、11年、15年に優勝している。今回は3大会ぶりのタイトル奪還をかけた戦いだ。またオーシャンカップの選考ポイントが現在18点（4月8日時点）と予断を許さない状況だけに、優出してポイントを得て出場権を確かなものにしたいところだ。

森高一真が夢をつかむか！
四国地区からG1三国周年に参戦するのは重成一人と森高一真の香川勢2人。今年のSGオーシャンカップは丸亀で開催されるだけに選考状況が気になるところだが、森高は49点、重成は30点のポイントを持っておりすでに当確ランプが灯っている（4月8日時点）。
森高は3月のG1蒲郡周年で優勝して大きく選考ポイントを伸ばした。49点という数字は現在6位に位置する。例年オーシャンカップは選考ポイント上位の選手がドリーム戦に選ばれるだけに、この三国周年でさらに加点できれば森高がその座をつかみそうだ。

三国好相性の上平真二！
上平真二は3月のG1江戸川ダイヤモンドカップで優出する活躍。的確なさばきで着を拾う安定した走りが光った。この優出でSGオーシャンカップの選考ポイントを15点まで伸ばし、選考順位は70位あたりまで上昇。逆転の望みをつないで三国周年で勝負駆けに臨む展開となった。
上平にとって三国は最近20年間で19節走って16優出2Vという抜群の成績を残している水面。06年にはG1三国MB大賞で優出6着に入った実績もある。オーシャンカップ初出場の切符を目指し、三国周年で優出を狙う。

前田将太が台風の目になる！
九州地区勢でSGオーシャンカップ勝負駆けの位置にいるのは前田将太だ。選考ポイントは現在14点（4月8日時点）。2月のG1九州地区選手権で優出3着に入って大きくポイントを稼ぎ、一気に勝負駆け戦線に加わってきた。G1三国周年で優出すれば逆転の目が出てくる。
三国は近況3節連続優出中と相性上々で、15年の当地オーシャンカップでSG初優出を果たした水面。準優で4コース差しを決めてインの今垣光太郎を破り、2万舟の大穴を出したのが記憶に新しいところだ。今回もV争いの台風の目となりたい。