地元119期の實森美祐に勝率上昇の予感

まだデビュー3期目でも飛躍十分のセンスを持ち合わせる。
16年11月デビューの119期生。「兄が選手を目指していて興味を持ちました。レースを見たら、めちゃカッコ良かった」。運動経験はないに等しいが、一瞬で心を揺さぶられた。
初出走から約1年後の昨年12月平和島で水神祭を挙げ、今年2月の戸田で2勝目をマークした。「差しが下手なので、まくりがうまくなりたい。スタートも平均20くらい。15は目指したいです」と課題は多い。それでも自己評価以上に、1Mの立ち回りやスピード感に伸びしろを感じさせる。
地元宮島はデビュー節にフライングを切った苦い思い出もあるが、今年1月には2着2本と見せ場は作った。コースは「4から6」のダッシュ戦。経験値やコースは不利でも、地元での勝ち星や、それ以上の活躍も期待できる。