芦屋周年3連覇の峰竜太！
今年の九州地区選は芦屋が舞台。ならばV候補の筆頭に挙がるのはもちろん峰竜太だろう。1月に行われたG1芦屋周年で2･2･1･1･2･2･1･1着のオール2連対V。大会3連覇の偉業を成し遂げたのが記憶に新しい出来事だ。峰にとって芦屋は通算13優出8Vという驚異的な成績を誇る好相性水面。芦屋での地区選といえば09年にG1初優出初Vを飾った思い出の大会でもある。
ただ地区選Vは09年の一度だけで、ここ9大会は3優出0Vと優勝できていない。今年はGPチャンプの肩書きを引っ提げて九州チャンプを取りに行く。

仲谷颯仁が地区選連覇へ挑戦！
昨年若松で行われた九州地区選は若手の躍動が光った大会だった。予選は23歳の仲谷颯仁がトップ通過し、22歳の羽野直也が2位通過。両者は優勝戦内枠で対決し、インからコンマ04をぶち込んで逃げ切った仲谷がG1初Vを手にした。
仲谷はその後SG・G1を14節走ったが優出ゼロと近況は記念レースで苦戦ぎみ。地区選は再飛躍のきっかけをつかみたい一節になる。タイトル防衛を目指して芦屋へ乗り込み、瀬戸康孝、国光秀雄、上瀧和則に続く史上4人目の九州地区選2連覇を狙いたい。

九州地区選に原田幸哉が初登場！
長崎支部勢の地区選優勝は10年の赤坂俊輔が最後。9大会ぶりのタイトル奪還へ、カギを握るのはやはり原田幸哉だろう。17年4月から長崎支部に移った原田だが、昨年はF休みのため地区選に出場できなかった。今回が九州地区選初登場だ。
芦屋では07年にG1モーターボート大賞で優勝した実績もあるだけに期待十分。近況も1月の大村正月レースで優勝するなどリズムは上々だ。原田はG1優勝13回を誇るが、意外にもまだ地区選V歴はゼロ。東海で取れなかったタイトルを九州で勝ち取るのか。

近況Vラッシュの松田大志郎！
松田大志郎の勢いが止まらない。昨年8Vの優勝ラッシュを演じた松田は、1月の鳴門戦を制してさっそく今年初Vをマーク。今期7節走って5優出4Vという破竹の快進撃を見せており、今期勝率は7.72のハイアベレージだ（1月30日時点）。
16年にヤングダービーで優勝したのを最後に記念優出から遠ざかっている松田だが、今この勢いで迎える地区選でどんな走りを披露するのか楽しみだ。芦屋は通算7Vの実績があり、昨年だけで3Vを量産したドル箱水面。2回目のG1制覇へ機運は高まっている。

瓜生正義がクラシック切符を狙う！
九州地区勢ですでにSGボートレースクラシックの出場権を持っているのは田頭実、深川真二、原田幸哉、平田忠則、岡崎恭裕、峰竜太、西山貴浩、山田康二、松田大志郎の9人。そこに瓜生正義の名がない。昨年優勝2回で記念Vゼロだったため切符をつかみ損ねた。
瓜生がクラシック出場を逃すとなれば08年以来で実に11年ぶり。一昨年は優出6着、昨年は優出2着とクラシックで活躍してきた瓜生が、ラストチャンスの地区選でV条件の勝負駆けに臨む。14年に芦屋で地区選優勝を飾っておりその再現を狙いたい。

大山千広が地区選初参戦！
九州地区選には女子レーサーが4人参戦。日高逸子、小野生奈、竹井奈美、大山千広の福岡勢だ。芦屋通算32優出4Vを誇る日高、17年に芦屋で女王戴冠を果たした小野、1月の芦屋正月レースで優出したばかりの竹井など期待感ふくらむメンバーがそろった。
とりわけ注目を集めるのは大山だろう。G1出場はあの優出6着に入った昨年のヤングダービーに続いて2回目。地区選初登場でどんな戦いを見せるのか楽しみは尽きない。芦屋は5優出の実績がある好相性水面だけに大暴れの可能性も十分だ。