江戸川周年2連覇を目指す若林将！
前回のG1江戸川周年は今年1月に行われ、地元の若林将が優勝。予選を5･2･4･1･1･1着の2位で通過して準優・優勝戦はイン逃げで快勝し、3日目から5連勝で頂点に立った。05年のデビューから約14年、3回目のG1優出でつかんだ悲願の記念初タイトルだった。
若林は8月のボートレースメモリアルで予選11位に入ってSG初準優出を果たすなど近況リズム上々。準備万端で江戸川周年に臨めそうだ。まだ誰も達成したことがない江戸川周年2連覇の偉業に挑む。

坪井康晴が2回目の江戸川G1Vへ！
坪井康晴は現在賞金ランキング29位（9月9日時点）。SGチャレンジカップの出場権を争っている。6月にG1宮島周年とSGグランドチャンピオンで連続優出を果たしたが、優出6着と優出5着に終わって賞金額を伸ばし切れなかった。グランプリ戦線への生き残りをかけて秋が勝負どころになる。
SGボートレースダービーの出場権を逃しただけに、G1で結果を残すことが必要な状況になってきた。江戸川は14年にG1周年記念で優勝した実績がある水面。江戸川周年で得意の波乗りを見せて大きな賞金の上積みを狙いたい。

白石健が約2年7カ月ぶりのG1参戦！
白石健は前期勝率7.06で4期ぶりにA1級復帰。今期も9月の唐津戦で優勝するなど10節走って7優出1V（9月9日時点）をマークしており、勝率7.21とさらにリズムを上げている。10月のボートレースダービーで4年ぶりのSG出場を果たすことが決まるなど、勢いは増すばかりだ。
G1出場は17年の近畿地区選以来で約2年7カ月ぶりと久々。江戸川は通算10優出2Vで、5月のG2MB大賞では着順をうまくまとめて優出6着の活躍を見せていた。久しぶりのG1参戦でいきなり大仕事をやってのける可能性も充分あるだろう。

江戸川巧者の三嶌誠司が魅せる！
四国地区で江戸川巧者といえば必ず名が挙がるのは三嶌誠司だろう。江戸川通算13優出3Vの実績。江戸川周年は00年に優勝したのをはじめ、98年に優出2着、99年に優出5着、13年に優出5着と4優出1Vを誇る。最近も水面相性の良さは変わっておらず、17年のG2MB大賞で優出4着、今年6月のG3マスターズリーグで優出4着に入るなど好走を連発。波乗りの技術は衰えていない。
7月に51歳を迎えた三嶌だが、今年11優出2Vとその走りは健在そのもの。久々のG1制覇は十分に射程圏だ。

江戸川好相性の海野康志郎！
海野康志郎は今年1月のG1江戸川周年で優勝戦まで勝ち上がる活躍。準優で3コース差しを決めて3万円台の大穴を開け、G1初優出を果たしたのが記憶に新しい。江戸川は最近5節で3優出1Vと好相性。今回もV争いをにぎわすのか注目したい。
今年の海野は1月の江戸川周年でG1初優出、2月の中国地区選でG1初Vと一気にスターダムへ駆け上がったが、その後は記念レース出場4節ですべて予選落ちと苦しんでいる。賞金ランキングも60位（9月9日時点）まで下がってきており、SGグランプリシリーズ出場を目指すためにも再浮上のきっかけが欲しい。

宮地元輝がG1初制覇を目指す！
宮地元輝が近況絶好調ムードだ。6月の福岡戦、8月の丸亀戦、8月の唐津戦で立て続けに優勝。今期11節走って6優出3V（9月9日時点）をマークし、勝率7.69の好成績を残している。今期平均STはコンマ12でボート界トップクラスの数字。スタート力を武器に1着を量産している。
昨年4月のG1唐津周年で優出したのを最後に記念戦線では結果を残せていない宮地だが、近況の勢いなら面白い存在になってくるだろう。江戸川は通算5優出1Vと相性まずまずなだけに、G1初制覇の期待も高まる。