V2回の地元で反撃の流れをつくる

今年1月から4期ぶりにA1級へ復帰。「さあ、ここから」と反撃が期待されたが、2020年後期適用勝率は、8日現在、5.69にとどまる。おそらくA1級維持へ、ここが分岐点。今期終盤の猛攻へ、地元で弾みをつけたい。
近況は勝率が示すように、成績がむら。それでも、すでに女子G1優勝を経験しているように、乗りやすさがあれば、まくり差しのキレは鋭い。今期は優出5回、優勝1回。直前の丸亀男女ダブル優勝の優出2着など、流れにさえ乗れれば、やはり決定力は高い。
若松はデビューも初1着も飾った地元。福岡3場で最も早く優勝もした。通算優勝11回のうち、場別で複数回Vがあるのは戸田、若松、児島の3場で、験もいい。近年は妹のようにかわいがる大山千広が大躍進。「千広ちゃんも頑張ってるので私も」と発奮要素がある。A1級キープに限らず、今年の巻き返しもまだまだできる。