G2優勝を含め復調ムード

歓喜の優勝だった。3月のレディースオールスターで冷静な差しを決め、G2以上のレースを約18年ぶりに制した。結婚後に移籍した地元（鳴門＝徳島県）でのVは格別だったに違いない。
陸では明るく、レースではきっぷ良くファンを沸かせる。攻めが鋭いがゆえ、同期の海野ゆかりとともにスタート事故でリズムを崩すことが多い。しかし、今期はフライングなし。前期とスタート平均コンマ16に変化はないものの、発順率、つまり本来のキレや質が戻ってきた。
攻撃力の回復に伴い、昨年11月以降の５、6着数も22日現在、わずか13回しかない。これは参加メンバー中、最少。必然的に審査中の勝率も6.79と上がってきた。すでに3期ぶりのA1級復帰は濃厚だが、地力はもっともっと上。好調ペースをさらに加速させる。