大会連覇を足がかりに、一層の飛躍へ

現在、女子賞金トップの平高奈菜が負傷からの復帰は間に合うか。初優勝を飾ったばかりの土屋南の大躍進も気になるが、やはり最注目はこの人。昨年、圧倒的なパフォーマンスで、大会初出場初Vを成し遂げた大山千広が、連覇へ照準を定める。
前期はSGなどの苦戦が響き、A1級キープが危ぶまれる時期はあったが、期末にあっさりと流れを立て直した。特に女子戦では決め手の違いを見せる。6月のウエスタンヤングでは同世代の有力男子勢を抑えて優勝を飾った。近況はSGクラスの一流選手との闘いを刺激にターンの精度を高め、地力は確実にスケールアップしている。
多摩川は今回で4節目。まだ実績こそないが、コース幅が広く、スピードの生かせる水面は合うはず。誰もが認める能力の高さを、存分に発揮する。