近況快調！ 初優勝の地で勢い加速へ

藤原が高い潜在能力を発揮してきた。今年は3月戸田戦の優勝を皮切りに、5月の若松ヴィーナスシリーズ戦、7月三国ヴィーナスシリーズ戦と優勝3回（8月13日時点）。攻撃力と勝負度胸が確実にかみ合ってきた。
大正大時代、空手の世界チャンピオンに輝いた経歴は有名。レーサー転身後は豪快な攻め技で力をつけ、さばさばとした性格も相まって選手間の人望は厚い。師匠の阿波勝哉も「持っているメンタルが違う」と芯の強さ、選手としての将来性を絶賛する。20年6月から12カ月の出場停止処分を受けたが、復帰から約1年で、たくましい復調を遂げてきた。
大村は19年9月以来、約3年ぶりとなるものの、同年3月にデビュー初優勝を飾った経験がある。13日時点の女子賞金ランクは17位。今後のベスト12入りを見据え、さらなるスパートをかける。