走り充実！ 本来の能力が本格化

中村が好調の波に乗ってきた。今年は6月の平和島優勝に続き、丸亀お盆シリーズで待望の地元初優勝も飾った。審査中の2023年前期適用勝率（今年5月1日以降）は、19日時点で7.35。2018年後期にマークした6.83を大きく上回る自己ベストペースの快走が続く。今年の女子賞金ランクも7位につける。
デビュー当初からターンスピード、攻撃力に定評があり、近況はそれが本格化。「調整力がないので」と自己評価することが多かったが、底力は確実に上がってきた。8月のレディースチャンピオン（丸亀）で見せた前付け策など、要所での闘争心ものぞかせる。
鳴門は意外にも今回がデビュー5節目。まだ優出こそないが、今年2月の四国地区選では準優（5着）にも進んだ。難水面にひるむタイプでもなく、近況の強さを存分に発揮する。