復帰戦で活躍！　福岡でも地元へアピール

〝さすが〟と言うしかない。小野は3月の若松男女混合シリーズで産休から復帰。約1年1カ月ぶりの実戦となったが、その1走目に4コースのカドまくりで快勝した。その後も堅実に着をまとめて準優入り。優出には及ばなかったものの、確かな底力を見せた。
養成所の勝率は低く、デビュー初勝利まで約1年6カ月を要した。それでも練習、試運転を重ねた努力、はつらつとしたレース内容で力をつけた。17年8月には芦屋レディースチャンピオンを制し、女子有数の実力者にのし上がった。通算優勝は21回。最高峰のSGに22回も出場し、5回準優入りの経験を持つ。最大の武器は強烈なまくり。徐々にレース勘が戻れば、さらに決め手は鋭くなる。
芦屋での強さが際立つ印象はあるが、若松でも福岡でも2回ずつ優勝。福岡県内は3場全てで相性がいい。若松に続き、今回も地元ファンに元気と懸命な走りを届ける。