大きく飛躍！　努力の成果が表れる

1歩1歩、地道に成果を出してきた。清埜は2023年前期適用勝率で自己ベストの6.08をマーク。今年1月からA2級に復帰した。昨年11月以降の近況勝率も5点台後半を推移。底力を蓄えつつ、A1級も狙えるアベレージを残している。
数年前までなかなか勝率が伸びず、一時期は3点台に低迷。珍しく弱音を漏らしたこともあった。それでも師匠の須藤博倫ら周囲のサポートも活力に、自らの力で不調を脱した。もともと安定していたスタートに調整力がアップ。攻撃の精度、威力が増してきた。16年12月を最後に、6年以上もフライングがなく、進化を遂げた点も大いに評価できる。
昨年10月の住之江ヴィーナスシリーズ戦で初優勝。12月のクイーンズクライマックスシリーズでも優出2着と大健闘した。「優勝はたまたまなので、1走1走、しっかり走ります」。今後も謙虚に、ひたむきに技術向上をめざす。