山崎智也が住之江G1の3連覇に挑む！

昨年のG1高松宮記念を制したのは山崎智也だった。予選を4位で通過し、準優2着で優出切符を手にすると、優勝戦では5コースから圧巻のまくり差し一閃。鮮やかなターンで住之江ナイター決戦を制した。
山崎は今年2月のG1住之江周年でも優勝しており、当地記念レース2連覇中。今回は3節連続Vをかけての参戦になる。
賞金ランキング首位を独走する山崎の視線は、すでに年末の住之江SGグランプリへと向かっていることだろう。前哨戦ともいえるこの高松宮記念で、住之江巧者ぶりを見せつける。

昨年2着の雪辱を目指す井口佳典！

井口佳典は昨年のG1高松宮記念で優出2着。優勝戦1号艇を手にしたが、山崎智也の5コースまくり差しに屈してイン戦2着で優勝を取り逃がした。今年はそのリベンジだ。
井口は現在賞金ランキング82位（9月24日時点）に沈んでいる。しかしベスト18ボーダーまでの差は約1500万円。まだまだ逆転可能な位置だ。住之江はG1周年記念も、SGグランプリシリーズ戦も、SGグランプリも勝ったことがある水面。この高松宮記念で大きな上積みを果たして、次節のSGボートレースダービーにつなげたい。

ミスター高松宮記念、太田和美が5Vへ！

太田和美はG1高松宮記念で優勝4回の実績。01年、05年、06年、09年と立て続けに優勝し、「ミスター高松宮記念」の異名すらとっている。最近も10年は優出6着、11年は優出5着、14年は優出3着と、ほぼ毎年V争いに顔を出してきた。今年も優勝候補の筆頭格といって間違いないだろう。
太田は現在賞金ランキング7位（9月24日時点）。グランプリ出場は当確の位置だ。できればもうひとつ順位を上げて、トライアル2ndから出場できる6位以内を狙いたいところ。この高松宮記念がランクアップの最大のチャンスになる。

重成一人がチャレンジカップへ勝負！

重成一人は現在賞金ランキング42位（9月24日時点）。SGチャレンジカップ出場に向けて勝負駆けの状況にいる。SGボートレースダービーの出場権は逃しているため、チャレンジカップ選考期間内の記念レース出場はこのG1高松宮記念が最後。ここで賞金ランク34位以内まで浮上できなければ、チャレンジカップ出場はほぼ絶望的となり、すなわちグランプリへの道が絶たれる。
勝負のかかった状況になれば気迫を前面に出して戦う重成が、高松宮記念で見せ場を作ることは間違いないだろう。目が離せない一節になる。

高松宮記念優出2回の山本浩次！

中国地区からG1高松宮記念に参戦するのは、岡山の山本浩次と清水敦揮、広島の麻生慎介と船岡洋一郎の計4人だ。麻生は今年3月に住之江一般戦で優勝しており、当地2節連続Vを目指しての参戦。船岡も当地前走、昨年8月の一般戦で住之江初Vを飾っている。清水は8月・9月に2節連続フライングを切ってF2持ちでの参戦となってしまった。
山本はG1高松宮記念で2回の優出歴がある。03年は優出5着、07年は予選2位通過でV争いを沸かせて優出5着に入った。相性上々の大会で、約6年ぶりのG1優出を目指したい。

峰竜太が3年ぶりの奪還を狙う！

峰竜太は12年のG1高松宮記念覇者。今回は3年ぶりのタイトル奪還を目指しての参戦だ。
今年の峰は年明けから6カ月間のG1選出除外という厳しい状況があったものの、一般戦回りで一段と強さを増したような印象。6月のSGグランドチャンピオンで優出2着、8月のG1浜名湖周年で優出5着、同月のSGボートレースメモリアルで優出2着、9月のG1桐生周年で優出2着と立て続けに結果を残し、賞金ランキング5位（9月24日時点）につける充実ぶりだ。
この高松宮記念で今年記念初Vを飾って、勢いをつけて年末の住之江決戦に臨みたい。