田村隆信がタイトル防衛に挑む！

昨年の四国地区選は鳴門で開催され、田村隆信が貫禄を見せて地元V。8大会ぶりに四国チャンプの座へ返り咲いた。今年は2大会連続3回目の地区選制覇を狙って丸亀に乗り込む。
田村にとって丸亀は通算8Vを誇る好相性水面。03年新鋭王座、10年丸亀周年、13年丸亀ダイヤモンドカップと3回のG1優勝を飾っているドル箱だ。角川政志、瀬尾達也、福田雅一に続く史上4人目の四国地区選2連覇へ夢は膨らむ。ここで優勝してSGボートレースクラシックの出場権もつかみ取りたい。

近況絶好調の中越博紀に注目！
1月の大村G2モーターボート誕生祭で中越博紀が魅せた。2連対率3位の好モーターを引き当てると、圧倒的なパワーを引き出して予選をトップ通過。準優をイン逃げで制してポールポジションを手にすると、優勝戦では峰竜太や桐生順平ら強豪を退けてイン逃げを決め、G2の大きなタイトルを手にした。
2018年前期勝率6.06で失意のA2降格を喫した中越だが、今期に入って早くも5優出1V（1月30日時点）をマークするなど勝率は7点に迫る勢い。絶好調の中越が地区選でも注目の存在となりそうだ。

中村桃佳がG1初優出を目指す！
四国地区選には女子レーサーが7人参戦する。山川美由紀、新田芳美、岩崎芳美、淺田千亜希、岸恵子、平高奈菜、中村桃佳だ。99年地区選覇者の山川や、昨年クイーンズクライマックス優出3着の平高など楽しみなメンバーがそろった。
なかでも目が離せないのは中村だろう。昨年の地区選ではG1初出場ながら予選を16位で突破し、準優では3着連絡みで優出にあと一歩まで迫る活躍。鮮烈な記念デビューで能力の高さを見せつけた。今年はG1初優出なるか注目したい。

3回目の地区選Vを狙う興津藍！
四国地区選のV争いを語るうえで興津藍の名は外せないだろう。10年の鳴門大会では2コースまくりでインの横西奏恵を破って優勝。14年の丸亀大会では8戦6勝のオール3連対で圧勝している。その他にも08年に優出4着、11年に優出4着、13年は優勝戦1号艇で2着、16年は優出4着とほぼ毎年のようにV争いに顔を出してきた。地区選6優出2Vを誇る興津が今年もどんな走りを見せるのか楽しみだ。4大会ぶり3回目の四国チャンプ奪取に向けて準備万端だろう。

森高一真が悲願の地区選初Vへ！
意外にもまだ四国地区選のタイトルを取れていないのが森高一真だ。06年に優出2着で惜しくも獲り逃がしたのを皮切りに、08年に再び優出2着、09年に優出3着、13年に優出5着と4回優出したが勝てていない。今年こそ四国チャンプの称号が欲しいところだ。
また丸亀G1制覇に向けても気合は高まっていることだろう。16年と17年の丸亀周年でいずれも優出2着の悔しい思いを味わってきた。11年丸亀周年以来となる2回目の地元G1優勝をここでつかみ取りたい。

小野寺智洋が今年も魅せるのか！
昨年の四国地区選で旋風を巻き起こしたのが小野寺智洋だった。予選でイン逃げ、3コースまくり、4コース差しと3勝をマークし、4･1･1･2･2･1着でトップ通過する大躍進。準優でイン戦2着に踏ん張ってG1初優出を果たし、優勝戦3着という結果を残した。
小野寺はまだA1歴こそないものの、近況22期連続A2級という安定ぶり。10年以上もA級の座を守り続けてきた。大舞台で活躍できるだけの地力は十分。今年の地区選でも台風の目となるかもしれない。