レース内容が進化！　地元で気合も増す
武井が着実な進歩を遂げている。21年6月の初出走から現在9期目に入った。ここまで8期を経験した中、毎期、自己勝率のベストを更新してきた。2025年前期に5.23、同年後期は5.47へ上げ、この7月から初のA2級に昇格した。
近況はコンスタントに白星を加算。センターからのまくりに最も見どころがあり、ターンの返り、その後の押しにスピード感が増してきた。差しにも対応でき、道中の粘り強さにも成長が見られる。スタート勝負のタイプではないが、今年5月1日以降の平均はコンマ17。24年のコンマ20よりもタイミングの改善は図られている。
地元尼崎は今年の2節こそ結果が出ていないものの、21年12月にデビュー初勝利。昨年10月のヴィーナスシリーズでは節間3勝を挙げた。地の利は十分、近況の成長度を存分に発揮したい。（データは7月21日時点）