あの大村で桐生順平がSG連続Vを狙う！
桐生順平は4月のG1大村周年優勝戦でフライングを切ったため、6カ月間のG1選出除外を控えている。現在賞金ランキング首位を快走しているとはいえ、グランプリを考えるとG1を走れないのは痛い。賞金額を大きく上積みするためにはSGで活躍するしか道はない。
それだけにこのSGボートレースオールスターにかける意気込みも人一倍だろう。舞台が他ならぬ大村なだけに、周年記念の雪辱も果たしたいところだ。3月のボートレースクラシックに続くSG連続優勝を狙う。

オールスター2連覇を目指す菊地孝平！
昨年の最多賞金獲得選手・菊地孝平は現在賞金ランキング34位（5月13日現在）。やや出遅れている印象だ。しかし3月の多摩川周年と4月の大村周年で連続優出をマークするなど、徐々にエンジンがかかり始めてきた。そろそろ気配が本格化してきそうな状態だ。
さかのぼれば昨年も4月末の時点では賞金ランク22位という位置だった。そこから一気にリズムを上げ、ボートレースオールスターとグラチャンでSG連続Vを飾って首位独走態勢に入っている。昨年同様の航跡を描きつつある菊地が、オールスター2連覇を狙って大村に乗り込む。

湯川浩司が2度目の大村SG制覇へ！
これまで大村で開催されたSGは、55年ボートレースメモリアル、10年グラチャン、11年チャレンジカップの3回。今年のボートレースオールスターが史上4回目になる。
10年のグラチャンで優勝したのが湯川浩司だった。準優ではインからコンマ03、優勝戦ではインからコンマ02のスタートを決めて圧巻の逃走劇。55年ぶりのSG開催に沸いた大村で、頂点を射止めている。その後も湯川は13年大村周年で優出するなど当地相性は上々。再び大村でSGタイトルを手にするのか。

平高奈菜が女子の意地を見せる！
5月13日現在で女子賞金ランキング1位は平高奈菜だ。今年12節走って7優出2Vと好調を維持している。
今年のボートレースオールスターには女子レーサーが7人出場する。昨年は史上最多の12人が出場するも、全員予選落ちという結果に。その影響もあってか、今年から女子の選出数については、平成27年前期級別におけるA1級選手の男女人数比率を勘案し、女子選手は得票数上位7名となっている。昨年の大村ヴィーナスシリーズ覇者・平高にかかる期待は大きい。

絶好調の今村豊が昨年の雪辱を狙う！
今村豊は4月のG1マスターズチャンピオンで8連勝パーフェクトVの偉業を達成。賞金ランキング7位（5月13日現在）の好位置まで上がってきた。絶好調モードで5月以降のSG戦線に臨めそうな気配だ。
今村は昨年のSGボートレースオールスターで悔しい思いを味わった。優勝戦1号艇に乗ったものの、菊地孝平の2コース差しに屈して2着惜敗。SG最年長Vの偉業は夢と散った。あれから1年、雪辱を期して再びオールスターの舞台に立つ。近況好調の今村なら、リベンジを果たす可能性は十分だろう。

ファン投票1位の瓜生正義がV獲りへ！
1万9632票。2位以下に8000票近い大差をつけてファン投票1位に輝いたのが瓜生正義だ。九州地区のエースとして、大村SGボートレースオールスターで瓜生にかかる期待は果てしなく大きい。
瓜生は03年にG1大村周年でV歴。水面相性に不安はない。オールスターは過去2回のV歴。07年住之江大会では悲願のSG初Vを飾り、09年福岡大会では地元SG制覇を成し遂げている。相性の良い水面、相性の良い大会で、瓜生が野中和夫、山崎智也に続く史上3人目のファン投票1位→優勝の偉業に挑む。