ベスト6を守り抜きたい桐生順平！
桐生順平は現在賞金ランキング6位（10月30日時点）。3年連続3回目のグランプリ出場に悠々と当確ランプを灯している。目指すはグランプリでトライアル2ndから出場できるベスト6の座だ。なんとか現状の6位以内を守り抜きたい。
近況リズムは上々で、9月からヤングダービー、高松宮記念、びわこ周年と記念3節連続優出をマーク。今年G1優出は9回に達し、全選手のなかで断トツ1位の成績になっている。尼崎は昨年のボートレースクラシックでSG初Vを飾った水面でもあるだけに、この周年でも活躍が大いに期待されそうだ。

センタープールで徳増秀樹が躍動する！
徳増秀樹は現在賞金ランキング38位（10月30日時点）。ギリギリでSGチャレンジカップ出場権を確保し、グランプリ初出場へ望みがつながった。ただベスト18ボーダーまでは1000万円以上の差がある厳しい状態。この差を少しでも詰めてからチャレンジカップでラストチャンスに懸ける展開にもっていきたい。
尼崎周年は13年6月に優勝した実績がある大会。準優で4コースまくり差し、優勝戦で3コース差しを決めて頂点に立ったのが記憶に新しい。センター巧者の徳増にとってセンタープール・尼崎は相性の良い水面。V争いを賑わす活躍を見せたいところだ。

松井繁がバースデイウィンへ！
歴代最強の尼崎巧者といえば松井繁で間違いないだろう。当地記念優勝8回というケタ違いの実績を誇る。今年1月に行われた尼崎周年でも優勝したばかり。今回はディフェンディングチャンピオンとして大会2連覇に挑む。シリーズ3日目の11月11日には47歳の誕生日も迎えるだけに、優勝で花を添えるのか注目だ。
松井は10月のSGボートレースダービーで優出3着の活躍を見せ、賞金ランキングも一気に5位（10月30日時点）まで上がってきた。勢いに乗る松井が得意の尼崎でさらにリズムを加速させるのだろうか。

重成一人がGP出場へ正念場！
重成一人といえば今年5月に尼崎で行われたSGボートレースオールスターでの走りが印象的だった。2･2･2･2･2･1･2着のオール2連対で優出2着に入る快走。SG初Vまであと一歩に迫る活躍だった。
今年の重成はオールスターとグランドチャンピオンでSG連続優出を飾るなど上半期は好調だったが、8月以降は記念優出ゼロとややリズムは下降線。賞金ランキングも15位（10月30日時点）まで下がってきた。5年ぶり2回目のグランプリ出場に向けて正念場。好相性の尼崎でリズムを取り戻したい。

G1初Vが射程圏の妹尾忠幸！
妹尾忠幸が近況好調だ。10月2日の桐生一般戦で2コース差しを決めて優勝すると、10月26日の江戸川一般戦も圧巻の5コースまくり差しで制して優勝。いずれも節間オール3連対という抜群の安定感だった。
7月の住之江周年でG1初優出を果たして自信をつけた印象で、このところ走りに鋭さが増してきた。いつ記念初タイトルを獲っても不思議ではない選手だろう。尼崎は通算4優出と相性まずまずの水面だけに、尼崎周年でアッと驚く活躍を見せる可能性も大だ。

大久保信一郎がG1戦線に復帰！
大久保信一郎がG1に帰ってくる。昨年2月の芦屋周年で準優Fを切って3カ月間のG1出場停止となり、その後A2級に降格したこともあって長い間記念戦線から離れていたが、ようやくG1の舞台に立つチャンスが巡ってきた。G1出場は昨年4月以来で実に約1年7カ月ぶりだ。
今年の大久保は一般戦回りで8優出をマークするコンスタントな活躍。10月にはG2唐津MB大賞に出場し、準優3着で優出まであと一歩に迫る好走も見せていた。久々のG1出場に燃える大久保がどんな走りを見せるのか注目したい。