山崎智也が6回目の地元周年Vへ！
桐生周年には地元群馬支部から江口晃生、橋本久和、山崎智也、鳥居塚孝博、秋山直之、久田敏之、毒島誠、金子拓矢が参戦。桐生周年V経験者4人を擁する強力布陣で遠征勢を迎え撃つ。
なかでも期待を集めるのはやはり山崎智也だろう。桐生周年は98年、00年、04年、05年、14年と5回の優勝歴。赤城雷神杯の歴史を作ってきた選手の一人といえるだろう。ただここ3大会（15～17年）はいずれも準優敗退と残念な結果に終わってきた。今年はまず4大会ぶりのファイナル進出が大きな目標となってきそう。そして6回目の地元周年Vを果たして新たな歴史を刻みたい。

佐藤大介が再浮上の気配！
佐藤大介が近況好リズムだ。今年は1月の蒲郡戦でオール3連対Vを飾り、3月の唐津戦では3コース差しで8万円台の大穴を出して優勝。12年から17年の6年間で優勝1回となかなか結果が出ない時期が続いていたが、今年優勝2回とかつての輝きを取り戻し始めている。
この活躍が評価されて記念出場機会も増加。今秋は桐生周年、鳴門周年、住之江高松宮記念とG1あっせんが続いている。記念優出7回の実績を持つ佐藤が再び大舞台で脚光を浴びる日が来るかもしれない。11年のびわこ周年以来となる約7年ぶりのG1優出なるか注目したい。

大会2連覇を目指す松井繁！
昨年の桐生周年を制したのは松井繁だった。2･2･2･3･2･3･2･1着のオール3連対V。なかなか白星を奪えない歯がゆいシリーズだったが、優勝戦で見事に4コース差しを決めて頂点に立って見せた。それまで通算3優出0Vと相性いまひとつだった桐生を見事に攻略。これでV歴のある水面を22場に増やして全場制覇へ前進した。
今年は大会2連覇を目指す戦いに臨む。桐生周年の連覇はまだ山崎智也と中里英夫の群馬勢2人しか達成していない難関。遠征勢初の快挙を松井がやってのけるのか。

市橋卓士が今度こそV取りへ！
昨年の桐生周年で悔しい思いを味わったのが市橋卓士だ。予選5走でコンマ08、07、06、09、07とすべてゼロ台スタートをぶち込み、1･1･4･1･1着のピンラッシュを披露。準優でイン逃げを決めてポールポジションを手にした。しかし優勝戦ではインからコンマ16と攻め切れず、松井繁の4コース差しに屈して無念の4着。誰よりも光る内容を見せた一節だったが悔やまれるV逸となってしまった。
市橋は15年のG2桐生MB大賞でも優勝戦1号艇で2着に敗れた経験がある。相性抜群の桐生で今度こそ頂点をつかみ取りたい。

A1復帰の森野正弘が久々のG1参戦！
森野正弘は今期適用勝率6.29をマーク。4期ぶりのA1級返り咲きを果たした。昨年は勝率5点台半ばまで成績を落としてA2級すら危うい状況に陥ったこともあったが、苦しい時期を乗り越えて本来の力を取り戻し始めてきた。
これで久々に記念出場のチャンスが到来。G1参戦は一昨年10月のびわこ周年以来で約1年11カ月ぶりだ。6月のG2宮島MB大賞では準優3着と優出まであと一歩に迫る活躍も見せていただけに、自信を持って久しぶりのG1に臨むことができるだろう。桐生は優出4回と相性上々の水面。ここで結果を残してアピールし、記念戦線への定着を狙いたい。

抜群の桐生相性を誇る瓜生正義！
桐生で瓜生。語呂の良さも抜群だが水面相性の良さも抜群だ。瓜生正義は桐生で10年のSGボートレースダービー、12年のSGボートレースメモリアル、16年のG1桐生周年を制覇。当地記念最近10節で7優出3Vというケタ外れの活躍を演じている。
今年の瓜生はここまで12優出1V（8月24日時点）。1月の芦屋正月レースを勝ったあと優勝から遠ざかっており、リズムはいまひとつの印象だ。3月のSGボートレースクラシックで優出2着に入ったのが効いて賞金ランキング19位につけているが、グランプリ出場に向けてはもうひと踏ん張り欲しいところ。相性抜群の桐生で結果を残してランクアップを狙いたい。