• デビューしてから、まだたった4年半の23歳。それでも大山千広は女子レーサーのトップを走っている。最優秀新人選手に選ばれた2018年は優勝3回、9月浜名湖のPG1ヤングダービーでは女子選手初の優出。今年は5月のSGボートレースオールスターで、初日ドリームに選ばれた。さらに8月蒲郡のPG1レディースチャンピオンを制し、夏の女王に。SGチャレンジカップも経験、もしかしたら今年は女子の年間獲得賞金記録を塗り替えるか。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    127.8%880.1469.3%9.1%8.0%
    213.2%420.1528.6%28.6%16.7%
    316.4%520.1221.2%32.7%15.4%
    416.7%530.1317.0%18.9%22.6%
    515.1%480.1212.5%18.8%29.2%
    610.7%340.1117.6%8.8%17.6%
  • リズムに乗ると、とどまることを知らないのが遠藤エミ。2015年には男子との混合戦も含め優勝7回の固め打ち、ボートレースメモリアルでSG初出場も果たし、道中2勝。2017年には年末大村のPG1クイーンズクライマックスを制するなど優勝5回。昨年も優勝6回で、SGクラシックには計3回出場し、今年は序盤連勝発進の準優4着と見せ場。11月桐生のG2レディースチャレンジカップ優勝戦では強烈まくりの快勝だった。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    122.2%620.1382.3%8.1%1.6%
    212.9%360.1533.3%30.6%22.2%
    316.8%470.1525.5%25.5%19.1%
    418.3%510.1613.7%37.3%15.7%
    516.1%450.158.9%17.8%20.0%
    613.6%380.155.3%18.4%15.8%
  • これまでの守屋美穂の年間優勝は2016年の3回(男女W優勝戦2回とオールレディース)が最多だったが、今年は優勝5回と自己記録を更新。特に7月芦屋のG2モーターボート大賞「次世代スターチャレンジバトル」では予選トップから若手スター男子5人を置き去りにして優勝。芦屋では昨年のG2レディースチャレンジカップに続きG2連続優勝という離れ業。今年桐生のレディースチャレンジカップでも優出3着と、機出しは最高。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    126.8%740.1482.4%10.8%2.7%
    214.9%410.1731.7%26.8%9.8%
    316.7%460.1932.6%21.7%13.0%
    417.8%490.1818.4%22.4%16.3%
    513.8%380.167.9%28.9%18.4%
    610.1%280.217.1%14.3%14.3%
  • 2016年大みそかの平和島、PG1クイーンズクライマックスでG1初制覇を達成した松本晶恵。その2年後の2018年には再び平和島で同じレースを優勝。この時は2年前の覇者・松本が1枠、1年前の覇者・遠藤エミが3枠で1マークは1対1の対決、遠藤の強烈まくりを受け止めて松本の勝利だった。今年桐生のG2レディースチャレンジカップの優勝戦でも2人は同じ枠、同じ戦法で対決。これは遠藤に軍配。今年の大みそかは?
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    124.5%680.1872.1%13.2%4.4%
    215.5%430.1716.3%25.6%27.9%
    318.8%520.1923.1%28.8%13.5%
    416.2%450.1615.6%28.9%33.3%
    514.1%390.1615.4%17.9%17.9%
    610.8%300.160.0%26.7%10.0%
  • 寺田千恵はクイーンズクライマックスに8年連続出場、まだこのレースでの優勝はないが、女子レーサーの中でただ1人の記録。また寺田が2001年にマークした年間獲得賞金6721万円も女子レーサーの最高額とみられる。この年の寺田はからつのグランドチャンピオンで1枠優出、優勝戦での誘い込みによる超深インさえなければ、女子初のSG優勝があったかも…。今年は3月児島のG2レディースオールスターを制している。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    124.2%650.1670.8%15.4%0.0%
    213.0%350.1622.9%37.1%17.1%
    317.5%470.1721.3%19.1%8.5%
    415.6%420.1514.3%28.6%26.2%
    516.0%430.167.0%14.0%27.9%
    613.8%370.182.7%16.2%21.6%
  • クイーンズクライマックスには2年ぶり3回目の出場となる田口節子。SG出場が通算23回もあり、SG準優も3回経験している田口にとっては、このクイーンズクライマックスへの出場はやや少ないか。2011年と2012年にはレディースチャンピオンを連覇しているが、最近7期のうち、F2が2期あったのが痛かった。B1級落ちも経験した。今年は一般戦V3での登場。全24場制覇へ残り福岡でリーチをかけ続けている。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    123.7%640.1478.1%7.8%3.1%
    217.8%480.1731.3%27.1%20.8%
    316.3%440.1727.3%25.0%13.6%
    417.4%470.1617.0%25.5%14.9%
    514.1%380.1813.2%15.8%23.7%
    610.7%290.216.9%17.2%17.2%
  • 日高逸子は2年連続、7回目のクイーンズクライマックス出場。ただ1回途切れたのは2017年で、この年の日高は優出は多数あれど優勝0回、約52万円差で賞金13位だった。とはいえ日高の生涯獲得賞金は10億1500万円を超えて女子トップ。ただ、山川美由紀が約1000万円差で追っているので「この記録だけは抜かれたくない」と気合は満々。若い選手の外々を回るターンに手を焼きながらも「うまくなりたい」との目標。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    120.7%680.1450.0%26.5%8.8%
    218.8%620.1517.7%38.7%22.6%
    318.2%600.1818.3%23.3%26.7%
    418.8%620.1611.3%29.0%21.0%
    514.0%460.198.7%15.2%23.9%
    69.4%310.210.0%9.7%12.9%
  • 平高奈菜は2年ぶり4回目のクイーンズクライマックス出場。優勝こそまだないが、2014年と2015年には連続2着、2017年には3着と出場さえすれば優出してきた。今年は優勝5回(うち混合戦2回)をマークし、2012年と2015年の優勝3回を超えて自己最高。2017年11月から2018年3月にかけて期間内にF3、そのため2018年の夏は180日間のF休み。2期連続B2級も経験したのちの今年の活躍だ。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    121.0%580.1677.6%6.9%6.9%
    217.4%480.1537.5%31.3%12.5%
    314.9%410.1734.1%17.1%19.5%
    421.0%580.1819.0%25.9%22.4%
    514.9%410.164.9%26.8%36.6%
    610.9%300.196.7%10.0%20.0%
  • 今井美亜は、まだA2級だった2016年1月平和島の「ファン感謝3daysボートレースバトルトーナメント」で峰竜太ら居並ぶ男子強豪5人を大外まくり差しで破り、驚きのニュースとなった。それでも3連単8980円だったのは、厚い支持層がいたからこそ。クイーンズクライマックスは今年が初出場。今年は8月蒲郡のPG1レディースチャンピオンで優出3着、そして何より11月三国での地元初優勝がうれしかった。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    123.0%670.1368.7%11.9%6.0%
    216.8%490.1528.6%26.5%14.3%
    319.2%560.1626.8%28.6%14.3%
    413.7%400.1720.0%17.5%22.5%
    516.2%470.172.1%25.5%21.3%
    611.0%320.183.1%0.0%18.8%
  • クイーンズクライマックスは6年連続6回目の出場となる小野生奈。笑顔の人気者だが、なぜかこのレースで優勝戦に乗ったのは2017年の1回だけ(6着)。レースの流れに相性があるのか、むしろ男子一線級と戦うSGの方が小野らしいハツラツとした内容なのが不思議。2017年に芦屋のPG1レディースチャンピオンを制した小野は、翌2018年と2年連続で賞金4000万円台だったが、今年は夏場のF2がやはり響いた。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    125.9%640.1367.2%14.1%4.7%
    213.4%330.1527.3%21.2%12.1%
    317.0%420.1519.0%23.8%26.2%
    416.6%410.1531.7%14.6%26.8%
    514.2%350.192.9%22.9%14.3%
    613.0%320.163.1%18.8%21.9%
  • 2017年には優勝8回の固め打ちをした長嶋万記、その前後の年もそれぞれ5回優勝し、SGボートレースクラシックとSGボートレースオールスターには3年連続で出場中だ。その実力者が今年は9月浜名湖のオールレディース1回のみの優勝。クイーンズクライマックスは4年連続5回目の出場だが、賞金11位での出場は意外だった。女子レースのG1、G2もまだ勝ったことがないのは七不思議の1つ。今年こそ!
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    123.8%630.1366.7%15.9%7.9%
    215.1%400.1625.0%35.0%17.5%
    314.3%380.1615.8%23.7%28.9%
    415.8%420.1514.3%21.4%21.4%
    516.6%440.1520.5%13.6%18.2%
    614.3%380.222.6%15.8%15.8%
  • 香川素子は7年ぶり2回目のクイーンズクライマックス出場。2012年大村で第1回大会が開催され三浦永理が優勝し、香川が優出4着だった以来ということに。今年の優勝は7月芦屋が3コースまくり差し、9月丸亀が5コースまくり差しと、イン以外で勝っているのが香川らしい。125期でデビューした息子・香川颯太のびわこデビュー節と桐生レディースチャレンジカップの開催は完全に重なった。母は賞金12位に踏ん張った。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    119.4%580.1665.5%15.5%5.2%
    217.1%510.1621.6%31.4%21.6%
    316.4%490.1616.3%32.7%24.5%
    417.7%530.1817.0%30.2%24.5%
    518.1%540.167.4%16.7%31.5%
    611.4%340.175.9%8.8%20.6%