確実に前進!　地元で初準優を見据える

デビュー4期目、129期生の寺田のレース内容が明らかに上昇してきた。今年4月徳山戦の通算2勝目を起点に、5月1日以降の今期は、5勝、2着6回、3着8回と舟券に絡む機会、見どころある走りが一気に増した。
父はSG2冠、G1優勝10回の実績を持つ寺田祥。その身近な存在がきっかけでボートレーサーになった。昨年12月鳴門の初勝利まで約1年を要し、今年序盤も苦戦は目立ったが、近況の立ち回りは、今後の飛躍を十分に感じさせる。振り返ればデビュー初勝利は6コースからの道中逆転。このほか、ダッシュからの勝利やレースにも冷静さがうかがえる。そつのない父の魅力を確実に受け継いでいる。
近況、スロー進入を解禁。9月の江戸川戦では、イン逃げ、2コース差しを決めるなど対応力の高さは見せた。地元徳山は通算7勝のうち、3勝をマーク。今の成長度ならば、初の準優入りも見込める。(データは10月11日時点)