芦屋相性は抜群！　復帰後の初Vへ挑む

期待通りに、来年1月からのA1級カムバックを確定させた。小野が2024年前期適用勝率（審査期間・5月1日～10月31日）で何と7.07をマーク。3月の産休明けからわずか7カ月。復帰後、初めて期を通して走り切った中、ボーダー争いとは無縁の、勝率7点超えをたたき出した。
約1年間のブランクは着実に埋めてきた。1コースの勝率は7割以上、2連対率も8割を超える安定感。力でねじ伏せる攻撃型のレースも健在だ。まだ復活ロードは始まったばかりでも、レースへの順応や勝率は〝あっぱれ〟と言うしかない。
芦屋とは縁も深い。初出走、初1着、G1初出場に、17年8月のレディースチャンピオン初制覇、21年にはG2レディースオールスターも制した。さらに21年オーシャンカップではSGの準優入りもあった。相性は申し分のないレベルにある。
賞金ベスト12入りへの思惑が激しく混ざり合う11月。その対象にいる主力勢を相手に、女子賞金60位台ながら、底力の確かな小野が立ちはだかる。