ターン魅力！　G1出場の望みも残す
わずか0.01届かず、悔しさを味わった。それでも5月末まで審査対象の8月レディースチャンピオンは、まだ勝負圏。次なるステップへ、チャンスは十分に残っている。

デビュー期こそ苦戦したが、2期目以降は随所にターンセンスを発揮。アウトから大胆に、またシャープに展開を突く判断に光るものがあった。直近約1年は、進入でスロー水域にも入り、着実に経験を積んできた。昨年秋、師匠の原豊土は「いい後輩がいるので僕も頑張らないと」と弟子の石原翼、刑部の能力に刺激を受け、その成長にも目を細めた。

若松は23年2月に出走したのみだが、デビュー初の準優入り。6コースから鮮やかに節間3勝を挙げた。水面との験（げん）の良さも支えに、勝率アップの勝負に挑む。（データは5月9日時点）