山崎智也がSG3連覇の金字塔に挑む！
山崎智也の勢いが止まらない。5月の大村ボートレースオールスターでSG通算8回目の優勝を飾ると、6月の宮島グランドチャンピオンも制してSG連続Vを達成。今年の獲得賞金は早くも約9900万円を超え、賞金ランク首位を独走している。
絶好調モードで迎える三国オーシャンカップは、SG3連覇をかけた戦いだ。74年の野中和夫、00年の西島義則に続く史上3人目の大記録に挑む。三国ではまだ記念V歴はないが、今の山崎に水面相性は不問だろう。オーシャン初Vへ突き進む。

オーシャン初制覇を狙う池田浩二！
池田浩二はこれまでSG通算9回の優勝歴。クラシック（09・13年）、オールスター（11年）、グラチャン（03年）、メモリアル（09年）、ダービー（11年）、グランプリ及びシリーズ戦（05・11・13年）を勝ち、SG6タイトルに名前を記してきた。歴代最多は野中和夫と植木通彦が記録したSG7タイトル制覇。もし池田が三国オーシャンカップを勝てばこの記録に並ぶ。
池田にとって三国は、08年に周年記念で優勝するなどG1優出5回をマークしている好相性水面だ。大記録が生まれる可能性は決して低くない。

今垣光太郎が平常心で地元SG制覇へ！
三国でのSG開催は98年オーシャンカップ以来で実に17年ぶり。誰よりも熱い気持ちで臨むのが地元福井支部のエース・今垣光太郎に違いないだろう。
17年前の三国オーシャンでは今垣は予選落ちを喫している。当時28歳、SG無冠だった若者は、初日ドリーム戦1号艇に抜擢されるなど注目を集めたが、期待に応えることはできずに終わった。
あれから17年の間に8つのSGタイトルを獲得するなどトップスターに登り詰めた今垣が、45歳で再び三国SGを迎える。湧き上がる思いを平常心で包み込み、地元SG制覇へ挑む。

三国好相性の平山智加に大暴れの予感！
平山智加はグランドチャンピオンに続いてSG2戦連続の出場。その宮島グラチャンでは予選敗退に終わったものの、2勝をマークする健闘を見せた。5日目には4コース差しで3連単2万舟を提供。平山にとってこれがSGでイン以外から奪った初めての1着で、自信を深める1勝となったはずだ。
平山はこれまで三国を8節走って優出6回という抜群の実績。11年と14年のG1レディースチャンピオンや13年のG2MB大賞で優出するなど、この水面で好成績を残してきた。三国オーシャンカップで大暴れする可能性は十分だろう。

吉田拡郎がオーシャン連覇を目指す！
昨年の丸亀オーシャンカップを制したのは吉田拡郎だった。予選を得点率2位で通過し、準優をイン逃げで快勝して優勝戦1号艇に。SG優出2回目でのポールポジションだったが、重圧をはねのけてインからコンマ15の好スタートを決め、きっちり逃げ切ってSG初Vを手にした。
あれから1年、連覇を狙って三国に乗り込む。今年の吉田はSGでこそ結果が出ていないが、G1は7節走って5優出という驚異的な安定感。賞金ランク18位（7月5日現在）につける健闘だ。史上初のオーシャンカップ2連覇へ、準備は整っている。

2回目のSG出場で山田康二が魅せる！
山田康二が2回目のSGに臨む。SG初出場だった昨年の常滑ボートレースダービーでは、予選を堂々の7位タイで通過し、準優3着で優出にあと一歩まで迫る大活躍。節間3勝をマークする鮮烈なSGデビューだった。
このところ記念出場機会も増え、今年に入ってからはG1を7節走って予選突破4回という上々の成績。4月の大村周年ではG1初優出も飾っている。三国は13年の一般戦で菊地孝平らを破って優勝した経験もある水面。27歳の若武者がオーシャンカップで大仕事を成し遂げても不思議ではないだろう。