山崎智也が史上初の同一SG3連覇へ！
今年のSGグランドチャンピオンで最も注目を集める選手はもちろん山崎智也だ。史上初の同一SG3連覇という大偉業がかかっている。15年の宮島グラチャンでは優勝戦1号艇を手にしてイン逃げで優勝、16年の蒲郡グラチャンでは優勝戦3号艇で4コースまくりを決めて2年連続Vを達成した。同一SG3連覇はこれまで10人が挑戦して誰も成功できなかった超難関。山崎がその壁にどう立ち向かっていくのか目が離せない。
今年の山崎はまだ記念Vゼロで賞金ランキング25位（6月10日時点）とやや出遅れている状態。巻き返しを狙うグラチャンにもなる。

菊地孝平が鳴門でゼロ台連発か！
菊地孝平が昨年のG1鳴門周年で見せた走りは衝撃的だった。節間8走でSTはコンマ06、06、06、04、06、09、07、03だ。オールゼロ台スタートという驚異的な踏み込みで、3･2･1･1･1･6･1･1着で優勝をさらった。
菊地は昨年の鳴門SGオーシャンカップでも節間9走でコンマ06、06、11、11、01、08、06、09、11とゼロ台スタートを6本もマーク。スローでもダッシュでも当地のスタート勘は完璧につかんでいる。今年の鳴門SGグランドチャンピオンでも鋭発ショットを乱れ打ちするのか注目だ。

SG連続Vを目指す石野貴之！
石野貴之は5月の福岡SGボートレースオールスターで優勝。3･1･1･1･6･1･1･1着と節間6勝のピンラッシュで頂点に立ち、通算5回目のSG制覇を成し遂げた。グランドチャンピオンにはSG2節連続Vをかけて臨む。しかも今年のグラチャンの舞台となるのは鳴門。昨年オーシャンカップで優勝したばかりの水面だ。当地SG2連覇もかけて参戦することになる。
石野は現在SG4節連続優出中。その安定感はいま艇界ナンバーワンといって間違いないだろう。グラチャンでもV争いを引っ張る存在になってくるはずだ。

四国の期待を背負う重成一人！
今年のSGグランドチャンピオンは鳴門で行われる。しかし地元徳島支部からの出場者はゼロ。昨年の鳴門オーシャンカップに続いて当地SGは2大会連続で地元勢不在となってしまった。
そうなれば四国地区の期待は香川支部だ。重成一人と森高一真が参戦する。特に重成は昨年のグラチャンで優出3着に入るなどこの大会は相性上々なだけに注目の存在。SG初Vのチャンスは十分にあるだろう。また現在賞金ランキング30位（6月10日時点）につけているだけに、グランプリ出場に向けても大事な一戦になる。

GP復帰へ当確間近の茅原悠紀！
茅原悠紀が今年は充実の走りを見せている。3月に地元児島でのSGボートレースクラシックで優出4着に入ると、5月の福岡SGボートレースオールスターでは優出2着で銀メダルを獲得。SG連続優出で大きく賞金を加算し、現在賞金ランキング3位（6月10日時点）につけている。昨年グランプリ出場を逃した悔しさをぶつけるような戦いぶりだ。
すでに獲得賞金は4600万円を超えており、2年ぶり3回目のベスト18入りへあとひと踏ん張り。グランドチャンピオンで結果を残して一気に当確ランプをともしたい。

峰竜太が因縁の鳴門で雪辱へ！
峰竜太は昨年7月に鳴門で行われたSGオーシャンカップで予選トップ通過の活躍。SG初Vへ大いに期待が高まった。しかし準優1号艇でインからプラス04という悪夢のフライング。目の前にあったビッグタイトルをつかみ損ねるとともに、結果的にグランプリ出場権を逃す大きな要因にもなってしまった。
あれから約11カ月、因縁の鳴門に帰ってくる。雪辱の思いを胸に戦うことになるだろう。また5月のSGボートレースオールスターではファン投票1位に選出されながら予選敗退に終わっただけに、その借りもここで返したいところだ。