三角哲男が昨年の若松SG優出の再現へ！
三角哲男は昨年8月に若松で行われたSGボートレースメモリアルで優勝戦に進出する活躍。実に95年以来となる19年ぶりのSG優出を果たしてシリーズを大いに盛り上げた。
ここ最近の三角はナイターでの好走が目立つ印象だ。今年は3月桐生一般戦、5月丸亀周年とナイターを2回走っているが、桐生では優勝戦1号艇に乗る活躍、丸亀G1では予選5位通過と大暴れしている。
若松も最近10節で5優出1Vと相性は上々。昨年ドラマを起こした若松水面で、今度は10年関東地区選以来となる約5年ぶりのG1制覇を狙う。

若松初Vを飾った服部幸男がG1獲りへ！
服部幸男は長く若松V歴ゼロが続いていたが、昨年10月の当地G3企業杯で3コースまくりを決めてついにV奪取。通算85回目の優勝にして若松初Vを飾った。これでV歴のある水面は21場目となり、全場制覇への階段をまたひとつ登ることに。残りは丸亀・徳山・芦屋の3場となっている。
決して若松相性が悪いわけではなかった。当地SGでは00年ボートレースメモリアルで優出4着、当地G1では08年の周年記念で優出4着などの実績がある。若松に棲む勝利の女神を引き寄せた今、当地記念初タイトルは手の届くところにある。

好相性の若松で松井繁が復調か！
らしくない走りが続いている。王者・松井繁だ。今年ももう5カ月が経とうとしているが、未だに記念優出ゼロの異常事態（5月21日現在）。今年SG・G1を10節走り、予選突破8回と安定した走りは見せているが、準優に好枠で乗ることは少なく、優出を逃すケースが続いている。
そろそろ流れを変えたい状況で、好機となりそうなのはこの若松周年だ。若松は06年と13年にオーシャンカップを制し、SG2Vを飾っている好相性水面だ。奥洞海を知り尽くした松井が、王者らしい進撃を見せるのか。

11年覇者の重成一人が4年ぶりの奪還へ！
四国地区から若松周年に出場するのは烏野賢太、重成一人、森高一真、市橋卓士、平山智加の5人。烏野は若松通算5Vと相性は上々、森高はかつて若松新鋭リーグで優勝した実績、平山は若松G1レディースチャンピオンで優勝戦1号艇に乗った経験がある（3着）。
そして重成は若松周年歴代チャンピオンの一人だ。11年大会を電光石火の3コースまくりで制している。重成は若松周年でめっぽう強く、01年は優出6着、08年は優出2着、13年は優出2着と、計4回も優出している。今年もV有力候補であることは間違いないだろう。

涙のG1初Vから1年、山本寛久が連覇へ！
昨年の若松周年でドラマの主役となったのが山本寛久だった。山本は予選を3位で通過すると、準優はインからコンマ05の弾丸ショットで逃げ快勝。予選上位2人が準優で敗退したことにより、優勝戦1号艇が転がり込んできた。絶好のチャンスを手にした山本は、優勝戦でもインからコンマ09の好スタートを決めて逃げ切り圧勝劇。96年のデビューから約18年、38歳でつかんだ悲願の記念初タイトルに男泣きした。
あれから1年、連覇をかけて山本が若松周年に帰ってくる。今年もドラマを起こす可能性十分だ。

G1復帰の深川真二が誕生日を祝う！
深川真二は昨年11月浜名湖周年の準優でフライングを切り、3カ月間のG1選出除外に。その処分がようやく解け、この若松周年からG1戦線に復帰する。G1出場はその浜名湖戦以来で約7カ月ぶりだ。
しかも何かの巡り合わせか、シリーズ開幕の6月6日に41歳の誕生日を迎える。深川にとって若松は、記念優出2回の実績がある相性上々の水面。G1復帰節であり、バースデイシリーズでもある深川が、一般戦回りで蓄えた力と溜まった鬱憤（うっぷん）をここで晴らすのか。