中田竜太が昨年の雪辱でG1初Vを狙う！
昨年の江戸川周年でV争いの主役を演じたのが中田竜太だった。予選をオール3連対でトップ通過し、準優はイン逃げで快勝。優勝戦でもインからコンマ01の弾丸ショットを決めて1マークを先マイし、G1初Vを手中にしたかと思われた。しかし坪井康晴の3コースまくり差しに屈して無念の2着。目の前にあったG1タイトルがスルリとその手からこぼれ落ちていった。
あれから1年、リベンジを期して再び江戸川周年に臨む。今度こそG1初Vをつかみ取りたい。

あと江戸川だけ！赤岩善生が24場制覇へ！
赤岩善生は通算優勝75回（6月2日現在）。99年下関戦でのデビュー初Vを皮切りに、06年の住之江SGグランプリシリーズ戦や、12年のG1蒲郡周年など、数々のタイトルを手にしてきた。V歴のある水面は23場。全場制覇へ残すは江戸川のみとなっている。
昨年10月のG2江戸川MB大賞では、予選をオール3連対でトップ通過し、24場制覇達成に期待が高まった。しかし準優で痛恨のフライング。まさかの展開で当地初Vを取り逃がしている。今度こその思いは強いだろう。G1で江戸川初Vを取りに行く。

13年覇者の岡村仁が正念場を迎える！
岡村仁は13年に江戸川周年を勝った。準優で4コースまくり差し、優勝戦で3コースまくりと鮮烈なレースを連発し、G1初タイトルをもぎ取っている。この優勝をきっかけにして一気にSG出場機会が増え、スターダムを駆け上がっていったのは周知のとおりだ。
しかし岡村は近況苦戦している。今年に入ってG1を4節走ったが、すべて予選落ちと結果が出ていない。4月以降はG1出場機会もなくなっており、まさに今が正念場といえるだろう。記念戦線への生き残りをかけた大一番、それが江戸川周年だ。2年前の輝きを取り戻せるか。

00年覇者の三嶌誠司が2度目のVを狙う！
四国地区から江戸川周年に参戦するのは三嶌誠司、村越篤の香川支部勢2人だ。村越のG1出場は2月の四国地区選手権以来で今年2回目。地区選を除けば11年の江戸川周年以来、約4年ぶりのG1出場になる（途中追配を除く）。久々に巡ってきたチャンスを生かしたいところだ。
三嶌は00年の江戸川周年チャンピオン。当地巧者として名高く、江戸川周年では98年に優出2着、99年に優出5着、13年に優出5着と、幾度もV争いを賑わせてきた。15年ぶりのタイトル奪還も夢ではないだろう。

G2の次はG1！市川哲也が当地連続Vへ！
市川哲也は昨年10月のG2江戸川MB大賞で優勝。予選は7位通過だったが、準優で3コースから白星を手にすると、優勝戦では2コース差しを決めて頂点に立った。08年の宮島周年以来、約6年ぶりとなるG2以上の優勝を飾り、復活を印象付けたのが記憶に新しい。
市川は昨年6月の江戸川周年でも優出4着に入っており、現在当地2節連続優出中。難水面でも持ち前のスタート力に狂いはなく、快ショットを連発できるのが大きな強みだ。江戸川巧者の市川がG2に続いてG1タイトルも勝ち取るのか。

赤坂俊輔の逆襲がここから始まる！
赤坂俊輔は地元大村でのSGボートレースオールスターで悔しい思いを味わった。長崎支部から出場した石橋道友と下條雄太郎が準優進出の活躍を見せたのに対し、赤坂は得点率34位タイで無念の予選敗退。長崎のエースとしてのプライドが打ち砕かれる一節だった。
そのプライドを取り戻すべく、6月から気持ちも新たに再スタートだ。8月のSGボートレースメモリアルには大村推薦での出場が決まっている。赤坂に対する信頼はまだまだ失われていない。期待に応えるためにも、まずは江戸川でひと暴れしたい。